秋のガンマ祭りまで30分

目の前で起こった出来事にあたふたして

自分の無力さを実感する。

cornpopperです。ヽ(д｀ヽ彡ﾉ´д)ﾉ

私ガンマ　　　「大丈夫かぁー！」

車道に向かって走りだそうとした瞬間

　　「奇跡が起こった」

背中から落ちた男子学生さんが

そのままくるり➰と前転して

すくっと立ち上がった。

私ガンマ　　「えっ！うぇっ？えぇぇー」

走り出していた私はあまりの出来ごとに

失速して男子学生さんに近づいていた。

おじいさんも腰を抜かしたみたいで

その場に座りこんでいる。

「よかったぁ・・・」

本当に良かった。

最悪の事態だけは免れた。

それにしてもすごい瞬間を見てしまった。

男子学生さんは斜に構えて立っている。

そして、

おじいさんの方へすぐに駆け寄り手を

差しのべて介抱し始めた。

私ガンマ　　なんてカッコいいんだ。

男子学生さんの自転車を起こしながら

私はそう思った。

私ガンマ　　おーい大丈夫だった。

自転車をつきながら小走りで二人の所へ

駆け寄った。

男子学生　　はい。自分は大丈夫です。

私ガンマ　　おじいさんは？

おじいさん　　わしは大丈夫だよ。

　　　　　　　それより学生さんは

　　　　　　　大丈夫なのかい？

男子学生　　　はい。

 言葉少なに元気に答えた。

ぱっと見たところ服は汚れたけど怪我は

なさそう。

本当に奇跡が起こったんだなぁ。

安心してほっとしていると

おじいさんが無事なのを確認して

男子学生さんが一礼して

急いでいますので失礼します。　　　　

「ありがとうございました。」と

自転車に跨がり走りだそうとすると

ガチャガチャ音がして進まない。

おじいさんも心配そうに見ている。

そして、二人の視線がこちらに向く。

なんとかしてほしいと訴えかけてくる。

確かに今日着てきた服には工具🔧の

絵が書いてある。

でもただの絵であって、工具なんて

普段持ち歩いていない。

どうしよう💧

あっそうだ❗

工具！　工具！

車載工具があるじゃないですか！

バイクに積んでる奴だ。

いや、いや、いや、待てよ。

軽量化の為に積んでないかも・・・

でも何か使えるの有るかもしれないし

見てみるかぁ     不安・・・(；´Д｀)

その前に自転車の状態を確認しよう。

チェーンでも外れたのかもしれないし

リムが曲がってなかったらいいけど。

私ガンマ　あの男子学生さん！

　　　　　ちょっと君の相棒を見せて

　　　　　くださいな。

チェーンは・・・

外れていない。

リムは・・・

曲がって・・・

ないと？

ブレーキも大丈夫だし・・・

　　(あっ　見っけ！)

私ガンマ　　　これかぁー　うーん。

ペダル

これかぁー(￣□￣;)!!

直せるかなぁ( ￣ー￣)

続く　　　(゜◇゜)ゞ